今日び「真っ当」なマニアなら絶対手を出すまいと思われる旧金型のキットです。ヒネモノの私としては、「そんなに捨てたものではない」といいたいところですが、実際16年ぶりくらいで作ってみると、さすがに古いだけのことはある、というのも、また確かであるのでありました。
凸モールド自体は、それほど見苦しいものでもないと思いますが、ペーパがけが思うに任されないのが難点ですね。結局、主翼と垂直尾翼だけは、ヒケもあったので、モールドを均してしまいました。
凸モールドのままでツルピカのハイビジをやる度胸はなかったので、ドロドロのロービジにしています。VF-194は、F-14での航海は１回きりで、あっというまに解隊されているので、こんなに汚れた機体は、多分実際には存在しなかったことと思います。
VF-194のマーキングはレプリ・スケール。下地が悪かったのか、ちょっとシルバリングが出ました。これに含まれていない国籍マークやコーション・データ類はキット付属のデカールを貼りましたが、部隊マークと色が全然違うので、適当にそれっぽい色を作ってタッチアップしました。キットのデカール自体は、２種類（VF-74/84）のマーキングに合わせて、細部の相違までマメに拾っていて、仲々立派なものです。
ランチャー類はちょっと淋しいので、ミサイルを吊ってごまかすつもりですが、まだできてません。ミサイル・セットから奢るのも勿体ない気はしないでないですが、さて、どうしようかな。
