初版は'73年だそうです。マッチボックスの有名機キット、というだけで中身は推して知るべしですが（笑）、その後、水滴風防のMk.XVIとのコンパチ化という「無謀にも程がある」改修が加わって、トンデモぶりに拍車がかかっています。

主車輪収納部のバルジはプラ板で追加しました。

秋から単身赴任でエアブラシやら何やらの道具立てがない住環境になったところで、数十年ぶりに筆塗りを練習せざるを得なくなりました。ちょうど手許に72のスピットが何箱か溜まっていて、少しずつ進めたかったところなので、まあ腕慣らしにはちょうどいいかと。

ということで、モールドを掘り直したのと、内舷フラップあたりを削って逆ガルぽくしたこと以外は素組みです。Mk.IXの風防パーツにも天を仰ぎたくなりますが、胴体背面を切り取って水滴風防に置き換えるなど、とてもまともに組めそうにないので、そのまま行きます。

続いて作ったハセさんと比べると、キャノピーや尾翼周りのスタイルのダルさが目についてしまいますが、それでも、箱からパーツを引っ張り出した時の絶望的な「どうしようもない」感を思えば、そう悪くない出来上がりかと思っております。

(2021/12/26)