Nakajima Ki84-I Type4 Fighter Hayate (Frank) (Hasegawa 1/72)
新キットや新資料の登場で、結構人気機種になっている四式戦です。実機については、プロペラ径を削ってまで小型軽量化に拘泥した設計思想や、エンジンとプロペラに重大な持病を抱えて満足に働けなかった経緯に批判もあるのですが、力強さと繊細さが同居したスタイリングはやはり素晴らしいと思います。
キットは25年くらい前（私が高校生の頃）の製品。機首やキャノピーの形状にクセがあって、実機とイメージを異にするところもあるのですが、それでも中学の頃に作ったレベル1/72やオオタキ1/48に比べれば、そのかっこよさは別次元で、モチベーションを維持しながら作る事ができました。
何となく無塗装をやりたかったので、キット指定の飛行第29戦隊にしました。昔からよく知られているマーキングですが、実は証拠写真が１枚もないのだそうです。そういえば、友人のＭ君が、このマーキングにこだわっていたなあ。
近刊の文献によると、無塗装の四式戦は、一部の例外を除き、増槽の懸吊架を胴下に持つ「量産初期型」なのだそうです。途中までそういうことを全然考えずに作っていたので、その「例外」にあたる機体ということにしています。幸い写真もないらしいし。
コクピットと脚には、ちょっと手を加えました。しかし、キャノピーの内側に吹付けの塗料がこぼれたり、脚カバーの位置決めをミスったりしたので、いずれも見せ場にはなれていません。
そういえば、このキットの増槽の取り付け位置、小坂勝巳氏が何か指摘しておられたような・・・・
