初めておフネ（宇宙戦艦以外）を作りました。右も左もわからないので、純正エッチング・パーツをペタペタ貼っ付けただけで、ほぼ素組みです。資料とにらめっこしてどこをどこまでどうしようかと考えながら作るのと違い、頭空っぽにしてキットの指示に従い作るだけなので、実に楽チンでございました。

甲板周囲の手すりは一般公開時以外はない、という情報があったので、ブルワークやネットのない右舷側だけ残して、左舷分は省略しました。

はばかりながら、この艦のことは何も存じません。簡単そうかな、というので選んだだけです。作ってみて初めて、この威容に痺れております。つい先日二番艦「かが」も進水されたとのことで、慶びに堪えません。

ブルワークのフチは一通り削りました。甲板の繋止眼環はグレーを軽くスミ入れ。


ホイップアンテナはキットのパーツを先細りになるよう削っただけ。さすがに実物はもっと細そうです。


大型エレベータで上下する航空機・・・・・・・・わんだばだばだんだばだばだんだばだばだん　♪

艦載機は、SH-60K、MCH-101、V-22が各２機。60Kと101は立体を手に取るのは初めてでしたが、さすがはハセガワさん、イメージをよく捉えています。デカールも充実していますし、それぞれロータを畳んだ格納状態とのコンパチになっているのも気が利いています。1/72でも出して下さいね>ハセガワさん。　いや、1/48でもいいけど。

ヘリのメイン・ロータはエッチングにも入っていますが、立体感がないので、キットのプラパーツを削って使いました。いずれも下反角のある翼端形状が特徴的なので、それっぽくなるように。
（60Kは下反角の内側に少し上反角もついています）

車両のオマケもたくさん入っていて、あるだけ全部並べると甲板上はオママゴト状態。シチュエーションを特定して接着してしまうのが正しいかもしれませんが、何しろオペレーションの知識がないもので、どういう並び方ならもっともらしいのか、全然わかりません。

テールロータの上向きが無視されているのが残念。　


ちょっとオーバースケールながら、特徴的なオクラ型ローターハブもしっかり再現されています。


驚異の箸箱変形！　主翼上面の日の丸デカールがないので手書き。ほんとはウォークウェイも欲しいところです。


PAC-3のトレーラーとヘリが同時に甲板上に並ぶことは、実際にはそうないと思いますが。
あ。　フォークリフトがこけてる。

艦上構造物が少ない空母型（笑）の最新キット、ディテールアップも純正エッチング頼みということで、楽させてもらいました。ただ、あちこちエッチングだらけの完成品は、やはり飛行機とは異質の扱いづらさがあって、気を遣います。折角の大型艦なので、大和級や旧軍空母と並べてみたい気もしますが、あの辺の大変さは多分この子の比ではないでしょうね。艦船モデラーの気構え、みたいなもの、今度、友人のY君に教えてもらおう。

(2015/08/30)

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