* Full Scale Development

これまた学生時代（'86頃）の作。YFの前に作ったものですが、実機が悲惨な晩年を送っているらしいということで、哀悼の意を込めて。

右翼端の-9Jがなかったりドーサル・フィンの先端が欠けてたりするのは、単なる破損です。久々に見ると、標準ピトーのベーンを端折っているのも、このスケールではちょっと情けないです。

レベルのキットは、ハセガワの登場以前、ほんの一時期、1/48のベストキットといわれたくらいのもの。細部の仕様も量産型よりFSDに近いので、この機体を作るなら、ハセガワを改造するより楽だろうと思ったのですが、実際作ってみると、ハセガワのキットの有難味がよくわかってしまいました。

当時のF-16のキットには珍しくないのですが、機首の断面形が変だったので、パテを盛ってあります。また、ストレークのエッジが前下がりになっていないせいで、前部胴体が変に上を向いた感じになっていますが、これは処置なし。

パイロットはハセガワからとらばーゆ。ジム・ライダー氏*のヘルメットを真似して塗ってあります。

機首側面の国旗は、当時の採用国を表しています。実機では、後に政変前のイラン国旗が追加され、ハセガワの1/32ではこれも入っているのですが、さすがにマイクロ・デカールはアメリカの会社だけあって、そんなものは入っていませんでした。

*御本人は、比較的最近までロッキードにお勤めでした。

こちら、YFとのツーショット。YFよりインテークが小さいのが変です（笑）。

今を去ること24年前、中学１年のとき、書店で立ち読みしていた航空ファンに、初めてこの２機が並んだ写真を見つけた時の感激は忘れられません。今にして見れば、あの頃の戦闘機は夢があったというか脳天気だったというか。

(2000/07/26)

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