発売直後（87年）に作った作品です。とにかくこのキットが世に出た時のインパクトたるや大変なもので、タスクフォースのUH001やハセガワのバルキリーにも匹敵すると言えるでしょうか。「本当に出たんだ」という感激が昨日のことのようです。
無塗装のカットラスではエイレベータ外板のたわみが非常に目立つので、やはり当時発売されたばかりのプラペーパーの細切りを貼り付けて、表現を試みました。ご覧のとおりで、全然雰囲気出てません。
シートはちょっと貧弱なので、"Naval Fighters Series"の図などを参照しながら、ヘッドレスト後方に手を加えました。その数年前にこの本を買った時は、まさか使えるとは思いませんでしたが。
コクピット左後方のアウトレットが見事に忘れられていたので、嬉々として自作。第２ロットからは改修されたそうなので、「慌てて馬鹿を見た」パターンですが、こういう積極的な姿勢も当時のフジミに独特のもので、怒る気にはさらさらなりませんでした。
無塗装銀は、当時の私にとって殆ど初めての体験で、いろいろ悪あがきをやっています。スプレーではどうしても実機のぎらつきが出ないので（カットラスの印象として、艦載機のくせに、やたらギラギラした機体が多い気がします）、部分的に筆でタッチアップをしたり、エイレベータだけは銀磨きをしたり。
垂直尾翼の海賊旗マークは白ではないか？というのが、当時の模型誌で云われた疑問ですが、確証もないので、黄色いデカールをそのまま貼っています。私も、多分白だろうと思ってはいるのですが。
(2003/08/23)